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工場、茶刈り機の次は

秋番茶製造を前に、製茶工場の掃除・乗用茶刈り機の整備ができました。

そうなると、残るのは茶園の整備です。


ほとんどの茶園は、畝の両側に道をつくって乗用が往復できるようにしてあります。

しかし、一部の茶園は地形的にそういうことが難しく、ちょっと無理やり乗用茶刈り機を導入している所があります。

例えば、出口でこんなことになったり
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それでも我が家の乗用、倒れることはありません。

けど乗ってる者はヒヤヒヤしてしまいます。

個人の道路ではないところが多く、大幅な改修は難しいですが、坂をスムーズにしたり小さな改修を摘採位置を決定する前のこういう時期にチョコチョコやったりします。

(本茶摘採時期にやると、えらいことになります)


今回も我が家の土取り場で土を載せてから茶園に向かいました。

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我が家のトラック、茶葉から生コン・土までなんでも載せます(ダンプがあればもっと便利なんですが…)


今回、道幅は狭いですが車の通りが多く、畑と道の間に段差ができてしまっているところに、この土を入れることにしました。

ダンプがあれば一瞬で終わってしまうようなことですが、汗をかきながらジョレンとかスコップで土おろしです。

その後、均してトラックで丁寧に踏み固めです。


結構段差があったところが
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段差も無くなり、乗用茶刈り機がスムーズに通れるようになりました。



それから、茶園の中をみると、茶の新芽に混じって違う葉っぱが見えたりします。

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これはトコロ(野老)というツル性の植物。

こういう雑草を秋番茶までに取り除かなければいけません。

(ほとんどは、夏の施肥時に取り除いていますが)

このトコロもツルをとるだけではなく、根元を掘っていくと、

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こんな芋が出てきます。

これは食用には向いていないようですが、地元では正月飾りに使ったりします。

(芋からヒゲみたいな根が出ているのが縁起イイということなのでしょうか?意味はよくわかりません)


それから黒い粒つぶが付いているツルも

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これは、ご存知ムカゴ付きのジネンジョのツル。

これはムカゴが下に落ちないように慎重に取り除きます。

地中にはもちろん自然薯ですが、これが抜き取るのがなかなか難しい。

茶園には結構多いんですが、しっかり取り除きます。


その他にも「へくそかずら」というツル植物もたまに生えていたりします。

この植物、屁とか糞とかすごい名前が付いていますが、それぐらい臭い植物なんです。

(晩秋にはきれいな黄金色の実がつくんですが…)

この草は見つけたら根まで確実に抜き取らないとお茶に入ったら大変です。


奈良の山奥、自然の中で茶園を維持していくのは結構大変です。



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by kyoena-kk | 2012-09-30 23:19 | 茶畑